遺言の書き方講座を行いました。

 先日、地域の福祉講座の講師を行い、生前に準備をしておきたいことのなかで主に遺言について、遺言の種類や遺しておいたほうがいい場合、書き方などを約60分間お話しさせていただきました。遺言に関するクイズや遺言書の文例から間違い探しをしたり楽しみながら20名以上の方に参加していただき、講座終了後、いろいろな質問も出てみなさんの関心の高さを感じました。
 なかでも一番びっくりした声があがったのが遺言をすることができる年齢についてのクイズでした。成人年齢が20歳から18歳に引き下がったので、みなさんも18歳から20歳になったら遺言を遺すことができると感じていたようですが、実際は15歳からできることにとてもびっくりされたようです。実際、自分自身、15歳のときに遺言を遺すことができることを知っていたかどうかというと、知らなかったような気がします。

 遺言を含め生前の準備のことになるとあまり前向きな話ではないので、ちょっとなぁと思われる方もいると思います。ただ準備をするなかで昔やりたかったことや行きたかったところ、会いたい人などを思い出したり、これからやりたいことにつながったり、心の整理にもなるのかなと感じています。また遺言についても、財産が少ないから自分は関係ないと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、財産の多寡に限らず、不動産のみが相続財産である場合、兄弟姉妹のみが相続人である場合など遺しておいたほうがよい場合があります。こんな場合はどうだろうなどありましたら、お気軽にご相談いただければと思います。
 また相続に関すること、成年後見制度など司法書士業務に関する講座やセミナーの講師依頼をお受けしております。
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